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騎士よ今こそ立ち上がれ!第8部

1 :ルゥ ◆c8mKoM5yZ6 :2007/11/09(金) 22:39:45 O
大陸が三大国と周辺諸国に分かれ安定し、魔王と戦うようになる300年前。
まだ人の勢力範囲は狭く、特に森や山はモンスターが多く潜みさながら異郷のようである。
都市単位の国が群雄割拠し争い、そして生存の為にモンスターと戦う、そんな戦いの時代であった。

ライゼ王国…
そこは東の大河、北の山脈、南の砂漠、西の魔の森に囲まれた、大陸中央に位置する小国である。
西の森を越えたところにあるガストラ連邦とは、魔の森にある古代遺跡探索を巡って関係悪化の一途を辿っていた。
そして物語は、ライゼ王国のはぐれ部隊、第6遊撃隊から始まる。

※以前の騎士スレとの関連性・時間軸
一人の英雄が国を興し、皇帝騎士オーガスと呼ばれる300年前。
つまり騎士スレ第一部のはるか昔のお話。
参加にあたっては、これまでの騎士スレを読んでいなくても大丈夫です。

前スレ
騎士よ、今こそ立ち上がれ!!8
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1160317097/

避難所
騎士スレ第8部避難所
http://etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1194005017/
参加の際には避難所にてテンプレ投下をお願い致します。

2 :GM ◆c8mKoM5yZ6 :2007/11/09(金) 22:44:15 O
>「あっかんべ〜。」
>ヌコは懇願の視線に舌を出して応えた。
>「そんなのウチには全然関係ないのだ。ちょっと外の空気吸ってくるからオッサンあとは任すニャ〜。」
ガビーン!!またもやエルフ達は唖然となった。先程からのヌコの行動は、あまりにも
エルフ族の観念から逸脱していたのだから無理もない。当然の反応といえる。
それでも誰1人として怒りださないのは、やはり長寿種族ならではの余裕だろうか。
「こ…困りましたね、ボクは何かまずい事を言ったでしょうか…。」
原因は明らかにミリアのビンタだったが、タイレルは気付いていない様子。

>「物理的に破壊できる代物ならばお任せ下されよ。ただ、魔術的な物だった場合
>排除するのに時間がかかる場合もありますがな。あと、ニュコ殿を悪く思わんで下され。
>着任してからどうも虫の居所がよろしくない様なので。ああ言ってはおりますが、
>心根の優しい素直な子なのです。種々諸々の波風立てる心持ではありましょうが、
>ここは私に免じて荒ぶる気持ちをお収め下さいまするよう。このとおり。」
土下座。この謝罪のポーズもまた、エルフ族には未知の文化であった。
「美しい…美しいぃィイッ!!!」
「何という見事なポーズ…これは一体何なんだ!?」
「これはもしや!DO☆GE☆ZA!!」
「し、知っているのかライディン!?」

土下座の持つ独特な悲壮感に、身体を限界まで折り畳む芸術的な曲線美。
その場に居合わせた全てのエルフが、涙を流している。感涙に崩れ落ちる者すらいた。
ガルドの土下座は、彼の想像を遥かに超越した効果を発揮したようだ。
と同時にエルフ族の美的センスに少し疑問も出てきた。
何はともあれ謁見は問題無く(?)終わり、ヌコとガルドの2人は遺跡へと向かう事となる。

「遺跡…までは、再び、ひっく…私が案内致しまふ…。」
彼女もやはりエルフ族。ハンカチで目元を押さえ、ミリアが嗚咽しながら進み出る。


3 :GM ◆c8mKoM5yZ6 :2007/11/09(金) 22:45:30 O
>「ジョルジュ隊長!私、ちょっと……」
>行ってきますと続けようとして、霊鬼は口を閉じた。
>「……今言おうとしたこと、やっぱ無しね。
> 私はジョルジュ隊長の判断にお任せするよ。
> 私が勝手にここから出たら皆が危ないしね。
> それに、やっぱり私はレフちーを信じてるもん。
> 絶対に大丈夫だって」
「そうか、彼のことを信頼しているんだな。なら我々も信じよう!…と言いたいのだが
1人で危険に挑むより2人、2人よりも3人、数が多い方が良くないか?」
所詮は学問畑の人間だ。何度も共に死線を越えてきた第六遊撃隊の絆は理解出来ないのだ。

「もし彼が倒されたら、結果的に全員の生存率を下げることになると思うが。」
ジョルジュとて馬鹿ではない、皆で生き延びるために言っているのは霊鬼にも伝わった。
「だが我々は貴方達に比べてあまりにも無力だ。戦いになったら逃げるしか出来ない。」
少し悔しげな表情になる。一応は自分の立場と『戦闘力』の無さを自覚しているらしい。

これはかえってありがたい。少なくとも自分から邪魔な荷物になってくれる心配は不要だからだ。


>「やれやれ、そんじゃあ見せてあげましょうかね。あっしの“奥の手”ってのを!!」
現われた黒い霧のような左腕。スラーレムにその左腕が『何なのか』判別は不可能だった。
>「あっしは荒事ァ専門外ですがね、“やられた分は利子付けてやり返す”主義なんで、そこんトコよろしく頼みまさァ。」
どうやら目の前に立つ標的は、懲りずに戦おうと決めたようだ。
この神殿を侵入者から守るのがスラーレムに課せられた使命であり、存在理由。
『デュミナスに近付く者には、等しく死を与えよ』
それが創造主の言葉。スラーレムは再びビーム(?)を発射する。使命を遂行するために!!

4 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/10(土) 07:30:50 O
>3
>「そうか、彼のことを信頼しているんだな。なら我々も信じよう!…と言いたいのだが
>1人で危険に挑むより2人、2人よりも3人、数が多い方が良くないか?」
>「もし彼が倒されたら、結果的に全員の生存率を下げることになると思うが。」
ジョルジュ隊長の言っていることは正しい。
霊鬼一人で調査隊を護衛するより、レフちーと連携を取った方が全員の生存確率は遥かに高くなる。

>「だが我々は貴方達に比べてあまりにも無力だ。戦いになったら逃げるしか出来ない。」
そのことが一番の問題なのだ。
今、この部屋の中にもう一人戦える者が居るとしたら、霊鬼は一目散にレフちーを探しに出て行った。
だから、霊鬼は逆に考えた。
霊鬼が調査隊の側から離れる訳にはいかないのなら、調査隊を連れて行けば良い。
危険なことは確かだ。
だが、それはこの遺跡のどこに居ても同じことなのだ。
調査隊の皆も戦闘になったら逃げると言っている。
その逃げる時間を稼ぐことなど、相手の実力が完全に分かってないとは言え、鬼である霊鬼に取っては朝飯前だ。

「ジョルジュ隊長は遠回しに私に行ってもいいと言ってるんでしょ?
 でも、私一人じゃ行かないよ。
 だって、私だって女の子なんだよ。
 一人じゃ寂しいんだよ。
 だから、皆でレフちーを探しに行きましょ?」
霊鬼は瞳を潤ませながら、上目使いでジョルジュ隊長を見ながら言った。


5 :レフトハンド ◆6Mrl/jPPh. :2007/11/10(土) 16:40:08 0
>>3
「ヘッ!バカの一つ覚えってヤツですかい?いい加減に飽きてしまいやすぜ?」
あっしはビームを軽く躱して、そのまま“ヤツ”の懐に飛び込みやす。
え?なんでそんなにアッサリ躱せるのかって?あぁ、そりゃもう簡単なコトでさァ。
あのビームは“正確無比過ぎて”逆に避ける方向が分かりやすいンですよ。
どこを狙ってくるか事前に分かってる攻撃を、アンタはわざわざ食らいますかい?

無駄にデカイ図体が、この狭い通路じゃ仇になったようで。
腰にぶら下げたロープをほどいて端を持ったら後はそのまま走っていきやす。
コイツはちょっとやそっとじゃ動きを止めるのは無理ってモンでしょうからね。
スライディングで股の下を潜り抜け、来た道を全力疾走です。
閉じ込める為の“檻”を“作る”準備は完了。
すぐさま何発かビームが飛んできやしたが、まぁ当たる事ァございません。
「遺跡探検てのは色々とステキな道具が揃ってて便利なモンだねぇ。」
で、ロープを持つ右腕をこう・・・ポイッとね、“放り投げる”と完成なんですわ。

「さぁ追っかけっコでさァ。ちゃんと7つ数えて追って来な!!」
左手が触れた途端アラ不思議、ロープは“波打った形のままでピタッと止まった”じゃあありやせんか。
バラけたロープは通路を塞ぐ網のように、“ヤツ”の直進を邪魔するって寸法でしてね。
これがあっしの左手が持つ“力”・・・《停滞(とどめ)る左手》!!
動きを止められるのはたったの7秒ぽっちですがね、この状況なら話は別です。
あっしはお嬢のいる部屋に戻りやしたよ。え?間に合わないだろって?

なあに、時間ならたっぷりありやすぜ。言ったでしょう?逃げ足にゃ自信があるってね。


6 :名無しになりきれ:2007/11/10(土) 17:01:39 O
テラ物語スレwww

7 :ガルド ◆zCCyDiTaeI :2007/11/12(月) 20:16:42 0
>2
>「美しい…美しいぃィイッ!!!」
>「何という見事なポーズ…これは一体何なんだ!?」
>「これはもしや!DO☆GE☆ZA!!」
>「し、知っているのかライディン!?」
土下座を見たエルフ達は何故か騒ぎ始めた。
土下座中は顔を上げてはならないのでガルドは何が起こっているのか分からずにいる。
たっぷり5分はそのままでいただろう、ようやく興奮が収まって土下座から
解放されたガルドはしかし足の痺れも感じさせず直立不動に戻った。

>「遺跡…までは、再び、ひっく…私が案内致しまふ…。」
>彼女もやはりエルフ族。ハンカチで目元を押さえ、ミリアが嗚咽しながら進み出る。
顔を上げたとき目に入ったのはエルフ達が涙しているところだった。
きっと最悪の結末を再び思い浮かべて悲嘆に暮れてしまったのだろう。
「お願いいたす。なに、必ずや元凶を取り除き同胞方を目覚めさせてご覧に入れよう。
されど、見送る側が涙していては幸先がよろしくない。笑ってお送り下されよ。」
こうして壮大な勘違いをしたまま念入りに約束するガルドだった。

「さて、そうと決まれば善は急げ。そこいらで息抜きしてるであろう
 ニュコ殿を拾って遺跡にンm-\53wm『13位¥。」
・・・自覚こそないが、かっこつけすらできなかった。

8 :GM ◆55yz3NcylM :2007/11/13(火) 19:47:31 O
>「ジョルジュ隊長は遠回しに私に行ってもいいと言ってるんでしょ?
> でも、私一人じゃ行かないよ。
> だって、私だって女の子なんだよ。
> 一人じゃ寂しいんだよ。
> だから、皆でレフちーを探しに行きましょ?」

うるうる瞳で可愛らしく言う霊鬼に、ジョルジュは少し気圧された。
無理もあるまい。既に彼等は霊鬼が戦う様子を見ているのだから仕方ないといえる。
「う…うむ、皆で行こう!というよりも我々が置き去りにされたら困るしな。」
そう言って笑うと、他の3人も笑った。
もう先程までの絶望感は何処にも見当らない。生きる意思に皆輝いている。


>「さぁ追っかけっコでさァ。ちゃんと7つ数えて追って来な!!」
有り得ない事が起きる。物理法則を完全に無視した現象だった。
だがスラーレムはロープに構わず、レフトハンドを追いかけて走り出した。
全力疾走している背後からは、追跡者の気配がみるみる距離を詰めてきたのを感じる。

液体の如く流動的な構造を持つスラーレムは、ロープの格子をそのまま突破した!!
スラーレムは細切れになったようでも、実際には何の問題も無い。
網で魚は掬えても、水は掬う事が出来ないのだ。


>「お願いいたす。なに、必ずや元凶を取り除き同胞方を目覚めさせてご覧に入れよう。
>されど、見送る側が涙していては幸先がよろしくない。笑ってお送り下されよ。」
>「さて、そうと決まれば善は急げ。そこいらで息抜きしてるであろう
> ニュコ殿を拾って遺跡にンm-\53wm『13位¥。」
「そうですね、あまりにも衝撃的だったもので…久しぶりに涙が出ました。」
ハンカチで鼻をチーンとかむと、スッキリした笑顔でミリアが答えた。
屋敷の外に出ると、少し離れた場所でヌコが遊んでいるのが見える。
ミリアもヌコの姿を見つけたらしく、手を振って呼び掛けた。
「ニュコさーん、出発しましょう!」

そして1日後、ヌコとガルドとミリアの3人は遺跡の入口へと辿り着いた。
「では私は一旦村に戻ります。古文書の調査内容は後から追い付いた時にでも。」
そう言ってミリアが2人に革袋を渡した。
「中には光の魔法を付与した石が20個入ってて、これを目印に私は皆さんを追いますから。」
曲がり角や階段に置けば、確かに効果的な道具だといえるだろう。
「気をつけて下さいね、くれぐれも無理はなさらぬよう。ではまた後ほど。」
ミリアは足早に去って行く。2人へ少しでも早く情報を届けるために。

さあ今から遺跡内に突入だ。

9 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/13(火) 20:25:54 O
>5>8
>「う…うむ、皆で行こう!というよりも我々が置き去りにされたら困るしな。」

「やったー!」
霊鬼の可愛らしいお願い事はジョルジュ隊長に通じ、霊鬼は口許に手を当てて可愛らしく喜んだ。

「じゃあ、私が先に出るから、いいよって言ったら出てきてね」
金棒を担いでない腕で扉を開け、こっそりと顔だけを出し、右を見て左を見る。
廊下には虫のような姿をした敵はいない。
が、走っているレフちーとそのレフちーを追う何かがいた。

「やっぱだめー!」
霊鬼は大声で部屋の中にいる調査隊の皆に言うと、一人で廊下に出る。

「レフちー! バトンタッチプリーズ!」
霊鬼は金棒を持ってない方の腕を高々と上げた。


10 :ヌコ ◆4hcHBs40RQ :2007/11/13(火) 22:19:25 0
>>8
屋敷から抜け出したヌコは、四つん這いになってうろうろと歩いていた。
「あ、この子は可愛いのだ。」
摘み上げたそれは、毛虫とカブトムシの中間くらいの姿をしたよく分からない虫だった。
それを翳してうっとりと眺め、それから『まほうビン』のひとつに放り込む。

ヌコの持つ10個の『まほうビン』のうち、1つは趣味の昆虫採集用になっている。
大量の虫の詰まったそれは、傍目に眺めると相当気持ちが悪い。
こんなものがロッカーに入っていたら男子でも泣くだろう。

「お、あっちにも良さげな虫の気配がするニャ〜…。」
四つん這いで虫を探しながら移動していると、話が終わったらしくガルドとミリアが屋敷から出てきた。
ミリアが声を上げる。

>「ニュコさーん、出発しましょう!」
「ニュコって呼ぶんじゃねえー!!」
奴とはいずれ決着を付ける必要がある。そう心に固く誓ったヌコだった。


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


翌日、遺跡の前に辿り着いたミリアとガルド、そしてヌコ。
二人に光る石を渡したミリアは、古文書解読のために一旦引き返すらしい。
「ふーんだ、帰れ帰れ。足手まといは要らないである。」
無下にしっしっと手を振るヌコ。
足早に去っていくミリアの背中にも、見えなくなるまで「帰れコール」を浴びせた。
他に誰か遊撃隊隊員がいたらそろそろ一発殴られているところだ。

11 :ガルド ◆zCCyDiTaeI :2007/11/13(火) 22:40:55 0
>8>10
>ハンカチで鼻をチーンとかむと、スッキリした笑顔でミリアが答えた。
ガルドの台詞が功を奏したのか?ミリアの顔は先程よりも晴れやかだった。
それにつられてガルドも豪快に笑う。
「はっはっは、やはり笑顔は良い。
ミリャア殿ほどの令嬢ならばなおのこと。うむうむ。」
何も考えてない風に腕を組んで頷いたり・・・

>屋敷の外に出ると、少し離れた場所でヌコが遊んでいるのが見える。
ヌコの遊ぶ姿はまるで猫のようだった。
その光景に子供らしさを見出したガルド、力強く頷いた。
「子供は風の子、と言うが・・・ああしておればやはり年頃の女子よ。」

>「ふーんだ、帰れ帰れ。足手まといは要らないである。」
>無下にしっしっと手を振るヌコ。
>足早に去っていくミリアの背中にも、見えなくなるまで「帰れコール」を浴びせた。
そのあまりの言動にも苦笑だけが出るガルド。
ヌコが素直じゃないのは昨日のやり取りから大体見抜いているからだ。
「これこれ、あまり邪険にするでない。
種族が違えば常識も違う、しかしそれに甘えて礼を失しては\hu9-wyrk、@。」
いいこと言ってても全て台無しにしてしまうのだった。

12 :ヌコ ◆4hcHBs40RQ :2007/11/13(火) 23:27:26 0
>>11
>「これこれ、あまり邪険にするでない。
>種族が違えば常識も違う、しかしそれに甘えて礼を失しては\hu9-wyrk、@。」
苦笑するガルドを見上げるヌコ。
少しだけ不思議そうな表情をしている。
「相変わらず何言ってるか分からないけど…オッサンちょっとだけ隊長に似てるニャ。
隊長もいつもそんな感じでお説教と苦笑ばっかりしてるのだ。」
ヌコはやれやれといった感じでため息をついた。
そしてガルドの肩に飛び乗る。
「うちの隊長も手間の掛かる奴だから、仕方ないからオッサンも面倒を見てやるニャ。」

そしてヌコは少し真面目な調子になって言う。
「ふたつ注意なのだ。遺跡に入ったら無闇に大きな声は出さないこと、あちこち勝手に手を触れないこと。
モンスターに気付かれたり、罠が作動すると厄介である。
霊鬼とレフティの二人が行方不明になるなんて、この遺跡には余程の何かが潜んでるニャ。
何かあったらウチが何とかしてやるけど、オッサンも気を引き締めていくこと。さあでっぱつ!」

13 :ガルド ◆zCCyDiTaeI :2007/11/16(金) 21:22:41 0
>12
>「相変わらず何言ってるか分からないけど…オッサンちょっとだけ隊長に似てるニャ。
>隊長もいつもそんな感じでお説教と苦笑ばっかりしてるのだ。」
ヌコいわく、ガルドとグラスマンは似ているらしい。
「ほう、お主らの隊長殿とか。はっはっは、グラスマン殿も俺のような偉丈夫と言うことか。」
そこまで言ってない。
「だがそれもお主を心配してのことであろう。良い隊長を持ったな。」
その程度でまったりとした雰囲気を醸し出す、相当なマイペースと言えよう。

>「ふたつ注意なのだ。遺跡に入ったら無闇に大きな声は出さないこと、あちこち勝手に手を触れないこと。
>モンスターに気付かれたり、罠が作動すると厄介である。
>霊鬼とレフティの二人が行方不明になるなんて、この遺跡には余程の何かが潜んでるニャ。
>何かあったらウチが何とかしてやるけど、オッサンも気を引き締めていくこと。さあでっぱつ!」
「とくれせんたぼーび、善処するぞ。」
ガルドにしてみればひそひそ話をしているつもりなのだが、それでも普通の人の大声レベル。
全然意味がない。多分勝手に何かに触ったりはしないだろうが・・・

「ふはは、頼もしいことよ。・・・ならば、ニュコ殿も俺から離れるでないぞ。
調査隊もエルフも全員救う、それが俺の任務だからの。誰か一人でも犠牲になってしまったら、
グラスマン殿に向ける顔がないのでな・・・うむ、では行くとしよう。」
大盾を構え、手斧を握る。ガルドの全身すら覆い隠せるほどの盾、真正面から見れば
まさに鉄壁としか形容できない。肩に乗っかっているヌコには前が見えている筈なのだが。

14 :レフトハンド ◆6Mrl/jPPh. :2007/11/16(金) 22:42:38 O
>>8-9
>「レフちー! バトンタッチプリーズ!」
どうしたんでしょうね、お嬢の様子が変な・・・って何ィイ!?
>全力疾走している背後からは、追跡者の気配がみるみる距離を詰めてきたのを感じる。
お嬢が慌ててるワケだ!一体どうやってあの“網”を抜けて来たかは知りやせんが・・・
“ヤツ”はあっしを追いかけてやがるじゃあありませんか!!
「お嬢ッ!!ありゃホントにとんでもねぇ!!気をつけて下せぇ!!」

お嬢の出した手とあっしの右手が合わさって、「パン」と乾いた音を立てやした。
さっき申した通り、元々あっしは荒事は専門じゃあごさいやせん。
そういうのはお嬢の仕事ですからね、あっしは援護に回らせていただくとします。
・・・まぁ援護する余地が“残ってたら”の話になりやすが。
ちっちゃくてフワフワしてて、それでいてキリッとした時のあの表情・・・
カワイイでしょう?でもただカワイイだけじゃないのがお嬢なんですよ。

『鬼に金棒』
これほど的確にお嬢を言い表せた言葉を、少なくともあっしは聞いたコトがありやせん。


15 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/17(土) 00:20:38 O
>14
>「お嬢ッ!!ありゃホントにとんでもねぇ!!気をつけて下せぇ!!」

お互いの手と手が触れ合い、パンッと心地良い音が鳴り響く。
霊鬼の視線はレフちーから迫ってくる敵へと移り、金棒を持ってない右肩を前にして構える。

「私が相手になるよ。
 今回は途中でやめたりしないよ。
 本気で吹っ飛ばして上げるからね」
霊鬼はにこりと笑い、疾風の如く間合いを詰める。

「おおりゃぁあー!!」
そして、金棒を両手に持ち直し、雄叫びと共に体を回転させて、敵の側面に当たるよう金棒を振り回した。


16 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/21(水) 22:47:44 O
金属と金属が高速で激突するような音が場に響く。
霊鬼の金棒は敵の体を粉々に砕き、敵の肉片は壁に激突。
ショットガンを壁に向けて放ったように、壁には細かい穴が空いた。

「あれ? もしかしてこれで終りなの?」
前に軽く戦闘に入った時は、もっと手強かったように霊鬼は感じていた。
暫し、呆気に取られたような表情を霊鬼はする。
だが、たまには敵の実力を読み違えることもあるだろうと、自分を納得させ、霊鬼はこのことについて考えるのを止めた。

「うふふふふふふ、レーフーちー!」
霊鬼は金棒を再び肩に担ぐと、にやにやと不気味な笑みを浮かべながら、レフちーの元まで詰め寄る。

「かなーり遅かったけど……今までどこに行ってたのかなー?
 調査隊の皆も私も心配してたんだよー。
 何があったか教えてくれるよねー」


17 :レフトハンド ◆6Mrl/jPPh. :2007/11/22(木) 11:22:16 O
>>16
一撃で決着、ホントに呆気ない結末でやんした。
木っ端微塵になった“ヤツ”の破片が壁に無数の穴ポコこしらえて終了です。
流石と言うか何と言うか・・・やっぱりあっしが援護する余地なんざありやせん。
見たでしょう?あれがお嬢の力なんです。
皆さんも気をつけて下せぇ、お嬢がマジでキレたらトンでもねぇコトになりやすからね。

>「あれ? もしかしてこれで終りなの?」
「どうやらそうみたいですね・・・ホッとしましたよ。」
>「うふふふふふふ、レーフーちー!」
「あい?何でしょうか?」
>「かなーり遅かったけど……今までどこに行ってたのかなー?
 調査隊の皆も私も心配してたんだよー。
 何があったか教えてくれるよねー」

あぁそういえば、忘れてやしたよ。あの時女の笑い声を聞いた事を。
「実はですね・・・ってお嬢、怖いですってば。」
笑顔だからこそ余計に怖い。あっしは外で起きた事を、最初から順を追って説明しやした。
その時です、あっしの勘が危険信号を鳴したんでさァ。

壁に開いた穴ポコから流れ落ちる銀色の水。
この時点で気付いたのはラッキーでしたよ。完璧な不意打ちをくらうトコでした。
「お嬢!!あぶねえッ!!」
あっしはお嬢を素早く引き寄せたのと、銀色の刃が空を切り裂いたのは、ほぼ同時でやした。
ヤケに呆気ないと思いやしたが・・・やっぱ元通り。
あの“網”も、たぶん無理矢理に突っ切ったんだとしたら合点がいきやす。

“ヤツ”は形を持っているようで、“実は持ってない”てコトなんでしょう。
つまり攻撃したところで、足止めにはなったとしても有効打にはならねぇ・・・。
えらくインチキ臭い敵ですが、必ず何かしらの攻略法がある筈です。
「お嬢、とりあえずここは一旦にげましょうや!ありゃキリがありやせんぜ!!」

水を封じ込めるには何が必要か?
あっしは考えやした。そりゃもう必死に考えやしたよ。


18 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/22(木) 19:22:40 O
>17
>「実はですね・・・ってお嬢、怖いですってば。」
霊鬼はレフちーから外で何をして、何が起きていたかを聞く。
女の笑い声が、ライゼ王国の者しか入ってはいけないこの遺跡で聞こえたらしい。
隊長達はポインターフラッグをちゃんと立てていたので、他国の調査隊がこの遺跡に入ってくることは無い。
ならば、前にアゼルがこの遺跡にゴロモンが別荘を作っていたと言っていたし、ゴロモンではないか?
と、霊鬼は思ったが、ゴロモンは雄だったことを思い出し、この考えは頭から捨てた。

>「お嬢!!あぶねえッ!!」
「きゃっ!」
少女らしい可愛い声を上げながら、霊鬼はレフちーに引き寄せられる。
その数瞬後、霊鬼のすぐ後ろから風切り音が聞こえた。
レフちーの腕の中から離れ、後ろを振り返ると、さっき粉々になった敵がいた。

「レフちー、ありがとー。
 あのままだったら私の首は飛んでたよ」

>「お嬢、とりあえずここは一旦にげましょうや!ありゃキリがありやせんぜ!!」

「そーだねー。
 私とあいつは相性最悪みたいだし、ここは逃げた方がいいよねー」
敵が刃と化している一本の触手を振るい、霊鬼達を薙払おうとする。
霊鬼は金棒の先を床に突き立てて盾とし、触手による斬撃を防いだ。

「レフちー、そこの部屋に調査隊の皆がいるよ。
 私が足止めしている隙に、皆を連れて先に行って!」
縦横無尽に振られる敵の刃を、霊鬼は金棒を暴風のような勢いで振り回し、的確に弾き返す。

「私はこいつを遠くに、飛ばすっ!!」

19 :名無しになりきれ:2007/11/25(日) 01:21:41 O
今年もクリスマスが近づいてきました(*^^*)
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/ex/1193362899/

20 :ガルド (代理投稿):2007/11/25(日) 22:02:29 0
最初の数歩は何も問題なかった。
床の厚さは自分と同行者の二人分を同時に支えてもお釣りが来るほど。
ヌコからの忠告もあったのだ、油断したわけではなかった。
・・・落とし穴。単純かつ強力なワナ。ヌコ一人ならどうという事もなかったのだろうが、
おり悪くガルドの肩に乗っていたせいで床の感覚を確かめられなかった・・・。
だが、古今東西落とし穴に落ちた冒険者は数あれど落とし穴をぶち抜いて落ちた人物など
いはしない筈だ。しかもその落とし穴は回転式のリサイクルトラップ。
思いっきり支点となる部分を踏み抜いてしまい、二人そろってまっ逆さま。


床に叩きつけられたのはガルドが幾分早かった。
痛みを感じる暇も無くヌコが落ちてきたので、叩きつけられないよう
両手でキャッチした。ヌコが軽かったのと受け止めたのがガルドだったからこそ
出来た芸当だろう。・・・落ちた衝撃で、落とし穴の底が抜けてさらに落下。
その落ちた先に調査隊の面々がいたことは果たして運が良いのか悪いのか・・・。

21 :レフトハンド ◆6Mrl/jPPh. :2007/11/28(水) 21:48:59 0
>>18>>20
>「レフちー、そこの部屋に調査隊の皆がいるよ。
> 私が足止めしている隙に、皆を連れて先に行って!」
>「私はこいつを遠くに、飛ばすっ!!」
続け様の斬撃を金棒で防いだお嬢が、あっしにそう言いやした。
“ヤツ”の水みたいな身体と、お嬢の攻撃は相性が最悪だと分かっているのに!
あっしはその様を見て、軽く眩暈がしやしたよ。
この御方は敢えて不利を承知であっしらを逃がす為に残るコトを選んだんです。

何も知らない人が傍から見りゃ『普通逆だろ』って言われるでしょうね。
どう見たってあっしの方が大人ですから。
この時程、自分の無力さ加減を悔やんだ時ァごさいやせん。
“足手纏い”なんです。
目の前に立つ敵と戦うにゃ、お嬢にとってあっしは足手纏いでしかなかったンでさァ。

「あぃ、承知しやした。」
返事は一言、そんだけで充分。伝わった筈です。
お嬢はお嬢の“役割”を、そして・・・あっしはあっしの“役割”を。
適材適所、出来るモンが出来るコトを。
確かに受け取りやした。調査隊を無事に都へ連れて帰るのが何よりも優先すべき事。
だからこそお嬢も、あっしも次の行動に移るのに、全く迷いは無かったンですよ。
お嬢が出てきた扉、あっしが出て行った扉、その向こう側に守るべき者がいる。
なら当然扉を開けるでしょう?
えぇ、開けたンですよ。開けたんですがね・・・部屋の中を見た途端、あっしは思わず叫びやした。

「だ、誰ッ!?ってかテメェ!ジャリ猫ッ!!何でここにいやがる!!!」

あっしを叫ばせた原因が、キョトーンとした状態で、部屋のド真ん中に居やがったンでさァ。


22 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/11/29(木) 08:26:40 O
>20>21
>「あぃ、承知しやした。」
レフちーが調査隊の皆がいる部屋に戻っていく。
ついさっきまで、皆でレフちーを探しに行く為、出発の準備をしていたのだ。
レフちーがこの場から離れることを伝えてくれれば、すぐに出発してくれるはずだ。
問題なのはこの目の前にいる敵が、自分から部屋から出てくる調査隊の皆に攻撃目標を移してしまうことだ。

スライムみたいに形を変える、金属のような液体状の肉体を持った敵。
刃と変えた触手が霊鬼の急所を狙い、刃を振り回し続ける。
急所しか狙わず、相手の虚をまったく突こうともしないので、刃を打ち払うのは容易いこと。
霊鬼の心臓を狙って刃を突き出してくる。
金棒を片腕で振り回し、突き出された刃を横に軽く弾いてやる。
刃が壁に突き刺さった。
チャンスと思った霊鬼は、金棒を両手で持って自分の間合いまで踏み込み、敵の正面に重い金棒の一撃をぶち込んだ。
敵の肉体が粉々になって弾け飛ぶ。
そして、即座に飛び散った金属片が集まり、再び敵の肉体を作り出す。

「こんなんじゃ何回やったって無駄みたいだね。
 いいよ、私の鬼火で燃やし尽してあげるよ」
霊鬼は手に持つ金棒を、鬼という種族が持つ能力で、自分だけの空間に隠すと、両手から青い炎を生み出す。
霊鬼の神通力によって生み出された炎なのだが、相手に効くかどうかは不明。
相手は金の属性も持っているが、水の属性も持っている。
炎の威力が水によって打ち消され、金の属性に作用されない可能性が高い。
だが、やってみなければ分からない。
霊鬼は青い炎に包まれた両手を構え、横合いから何かに吹き飛ばされた。
吹き飛ばされた霊鬼は壁をぶち破り、調査隊の皆が待機している部屋に戻ってしまった。

「あいたたた……あいつの剣が壁に突き刺さったまんまだっけ……
 うーー!私らしくもないミスだよー」
霊鬼は通路の壁に突き刺さった剣を液状化させて、体に取り込む敵を睨む。
そして、後ろから感じる妙に濃い気配を感じ、振り向いた。

「ん、どちら様?
 それで、何で私の可愛いヌコちゃんをだっこしてんの?
 ちょっとずるいんだけどー」
霊鬼は男に対しては興味が無かった。
代わりに、女の子に対しては興味津々だった。



23 :ガルド ◆zCCyDiTaeI :2007/12/01(土) 15:57:15 0
>21-22
衝撃で体中に振動が伝わって痺れたような感覚が走る。
それでもヌコを下敷きにしなかったのは天晴れ。
そこに音が飛び込んでくる、否、声だ。

>「だ、誰ッ!?ってかテメェ!ジャリ猫ッ!!何でここにいやがる!!!」
「ジャリ猫、とは誰のことか存じぬが。
それよりも、お主は調査隊の一員かの?」
まるで何事もなかったかのように手を使わず起き上がって
またヌコを肩に乗せて仁王立ちする。長身の部類に入るレフトハンドよりも
頭二つ分はでかいガルドが直立すると、思いっきり見上げないと顔が見れない。
首が痛くなること請け合いの身長差。まさに壁だ。

>「ん、どちら様?
> それで、何で私の可愛いヌコちゃんをだっこしてんの?
> ちょっとずるいんだけどー」
もう一人からも声をかけられる。二人の特徴は事前に聞いていたので
ガルドは話しかけてきた二人が遊撃隊員だと、やっと気づいた。
「俺はお主ら遺跡調査隊を救助する為に派遣されてきた者だ。
・・・とりあえずは全員生きてはいるようだがの。この状況で長居は出来そうもないな。」
ぐきっぐきっ、と首を鳴らして全身をほぐす。どうも二人は遺跡の守護者と戦っているらしい。
スラーレムを見た感じ、ガルドとは相性が悪そうだ。でもそんなの関係ねぇ。

「ニュコ殿、調査隊と共に撤退されよ。
時間は俺が稼ごう。どう足掻こうと、きゃつは倒せぬだろうしの。」
幸いそこは広い空間、得物の大剣を存分に振り回せる。
手に持った大盾を左肩に固定して空いた両手で背負った大剣を抜き構えた。

24 :レフトハンド ◆6Mrl/jPPh. :2007/12/03(月) 19:33:49 0
>>23
「誰がジャリ猫だニャ!!このロリコン2号ッ!!」
少し尖った八重歯を剥いて吠えるジャリ猫を軽くシカトして、もう一人をじっと観察しやす。
見たところライゼの騎士、それも“あの”第10重騎士団員だと判りやした。
ウワサでは聞いてやしたからね。馬鹿デカいのが一人、第10重騎士団にいるって。
>「俺はお主ら遺跡調査隊を救助する為に派遣されてきた者だ。
・・・とりあえずは全員生きてはいるようだがの。この状況で長居は出来そうもないな。」
どうやら帰りが遅いのを心配した結論が、この二人ってコトらしいですねぇ。
しかしジャリ猫が来るなら分かるんですが、何故に第10重騎士団が?
考え込むのはほんの一瞬だけ。今はこのデカい重騎士の言う通り、長居は無用です。

>「ニュコ殿、調査隊と共に撤退されよ。
時間は俺が稼ごう。どう足掻こうと、きゃつは倒せぬだろうしの。」
そう言うと、重騎士はやる気のようです、デカい図体にデカい剣。
「そいつはありがてぇこってす。そんじゃあ甘えさせて貰いますかね!」
即断速攻。先ずは皆を連れて部屋から出る。
あっしは左手を構えると後ろを振り返って“ヤツ”を見やした。
お嬢がブチ破った壁の穴から、無傷の光沢が覗きます。やっぱりあの身体を破壊するには・・・

「おいコラ、てめーの“瓶”で何とかできねぇのかジャリ猫!!」
「ん〜・・・できるけどロリコンがムカつくから却下。」
「何ィイ!!!このクソた・・・れッ!?」
危なかった。後一歩、前に立っていたら死んでた・・・。目の前を横切る銀光。
そういえば“ヤツ”はビームを撃つってのを、すっかり忘れてやしたぜ。
「お嬢!デカいの!まともにやり合っても埒が開かねぇ!!気持ちはありがてぇが逃げやすぜ!!」

そうだ、ここは逃げるが勝ち。
ジャリ猫もあの“ビームの正体”に気付いたらしく、既に逃げる体勢を整えてやがる。
一見ビームに“見える”あれは、ビームなんかじゃあごさいやせん。
早い話が“水鉄砲”なんです。“ヤツ”は自分の身体の一部を高圧で“噴射”しているんです。
そして着弾地点から更に攻撃を繰り出してくる!!
どれだけ逃げようと“簡単に追い付かれ”ていたカラクリが、あのビーム!!
“ヤツ”の本体はビームで作った“中継地点”から、あっし達を追跡していたんですよ。

この部屋の中へ撃ち込まれたビームは2発、つまり2ヶ所の攻撃中継点がもう“存在する”!!
ビュシュッ!!!
ビームによって壁に開いた穴から銀光が閃きやした。
狙うは巨体の重騎士、大きな方の“的”から片付ける算段でしょうか。
室内の2ヶ所の穴から襲いかかる銀色の槍が、まっすぐに重騎士へと迫りやした。



25 :霊鬼 ◆F/ATTd3VB. :2007/12/04(火) 13:17:42 O
>23>24
>「俺はお主ら遺跡調査隊を救助する為に派遣されてきた者だ。
>・・・とりあえずは全員生きてはいるようだがの。この状況で長居は出来そうもないな。」
>「ニュコ殿、調査隊と共に撤退されよ。
>時間は俺が稼ごう。どう足掻こうと、きゃつは倒せぬだろうしの。」
ヌコと一緒にいつの間にか現れた男は、調査隊を救出する為に派遣された者らしい。
この男の姿を霊鬼は第六遊撃隊内で見たことは無い。
他の部隊から援軍として駆け付けて来たのだろう。

「ちょっと待ちなよ。
 私達はあんたのお陰で逃げれるけど、あんたは逃げれないじゃん!
 私も一緒に戦うからね!」
ヌコとレフちーは調査隊の皆を引き連れて撤退。
霊鬼の意識は目の前の大男と部屋の外にいる敵に集中し、拳を構える。
先に動いたのは敵の方だった。
自分の体の一部を水鉄砲のように噴出させて攻撃。
霊鬼がこの部屋に吹き飛ばされた時に受けた攻撃も、この水鉄砲による攻撃だ。
その水鉄砲が二本放たれるが、誰にも当たることは無かった。

>「お嬢!デカいの!まともにやり合っても埒が開かねぇ!!気持ちはありがてぇが逃げやすぜ!!」

「そんなこと言ってるなら早く逃げるっ!
 私達が何の為に時間を稼いでると思ってんのよ!」
そうレフちーに言いつつ、霊鬼は目の前を横切る大男を狙った敵の攻撃の一つを、ひょいと掴み取る。
一回目は油断して喰らってしまったが、二度目なら油断しててもこの程度なら喰らうことは無い。
霊鬼は掴んだ敵の欠片を燃やし尽そうと、手に纏う青い鬼火の勢いを増したが、敵の欠片は溶けただけ。
燃やし尽して蒸発させることはできない。
霊鬼は敵の本体に向かって欠片を思い切り投げると、大男に話し掛けた。

「唐突だけど、私の名前は霊鬼。
 これから肩を並べて戦うんだから、名乗っておこうと思ってね。
 あんたの名前は?」


26 :ガルド ◆zCCyDiTaeI :2007/12/05(水) 21:38:56 0
>24-25
>「お嬢!デカいの!まともにやり合っても埒が開かねぇ!!気持ちはありがてぇが逃げやすぜ!!」
レフトハンドと言う男は頭の回転が速いようだ。
非常事態でも役割をきちんと理解し、その通りに動けると言うだけで分かる。
それに、目の前の敵の能力などは彼らのほうが知っている。
それを踏まえた上での発言に反対する理由などどこにもない。
「うむ、今しばらく足止めを690wd向かう、先に行けぃ。」
発音がおかしかった事に気づかぬまま視線を戻そうとしたとき、壁の向こうから何かが放たれた。
頭で考える暇もなく体が反応し、片方を避けたはいいがもう一つまでは気が回らなかった・・・。

>そうレフちーに言いつつ、霊鬼は目の前を横切る大男を狙った敵の攻撃の一つを、ひょいと掴み取る。
だがありがたい事にもう一方は霊鬼が止めてくれた。
しかも、並みの腕では避けるのも難しいだろうこれを掴むと言う離れ業でだ。
何かを試みたようだが上手くいかなかったらしい・・・。

>「ちょっと待ちなよ。
> 私達はあんたのお陰で逃げれるけど、あんたは逃げれないじゃん!
> 私も一緒に戦うからね!」
「うぬ、気持ちはありがたいがそれでは俺の任務は達成されn・・・」

>「唐突だけど、私の名前は霊鬼。
> これから肩を並べて戦うんだから、名乗っておこうと思ってね。
> あんたの名前は?」
聞く耳持たず、と言うことか。ガルドの反論はごくごく自然にスルーされた。
言ってもきかなさそうなので諦めて共闘することにした。
「・・・うむ、調査隊員の名前は全て聞かされておる。
お主が霊鬼殿か、俺の名はガルド。しばし、よろしく頼むぞ。」
礼の一つもしたいところだが出来る状況じゃない。
「それでは俺が前に出る。きゃつの注意が逸れたところに一撃お願いいたすぞ。」
大剣を右肩に担ぐような体勢のまま大盾で身を守りつつ突進する。
迫力だけならスラーレムに負けない自信はあった。

27 :レフトハンド(代理):2007/12/06(木) 08:43:05 0
>>25-26
>「そんなこと言ってるなら早く逃げるっ!
> 私達が何の為に時間を稼いでると思ってんのよ!」
>「うむ、今しばらく足止めを690wd向かう、先に行けぃ。」
案の定です。やっぱり『退け』と言われて素直に退くようなタマじゃありやせん。
何故だか安心しつつ、あっしとジャリ猫は“準備”に取り掛かりやした。
そう、勿論逃げる準備です。突然の展開に、調査隊の面々はついて来れてない。
「こっちだニャ!!」
ジャリ猫が瓶を1本握り締め、あっし達に合図しやした。
あの瓶はタダの瓶ではごさいやせん。その名も『魔法瓶』、れっきとした魔法の品物です。

カポッ。小さな音共に開いた蓋、注ぎ口から出てきたのは真っ白な煙。
この煙、やはりタダの煙じゃあごさいやせんよ。
魔法瓶の中に入れた“モノ”は、その性質を変えるンでさァ。
たちまち部屋の半分近くを埋め尽くした煙は、一寸先すら見えない濃さでした。
まぁ逃げる時にゃ定番の『煙幕』ってヤツですね。
「アホッ!そんなモン持ってンなら最初っから出しとけ!!」
「黙れロリコン!!」
ムカついたんで蹴っ飛ばしてやろうかと足を振りかぶった時です。
この煙が単に視界を遮る効果“だけじゃない”ってコトに気付いたのは・・・。
「うぉ!?なんじゃこりゃ!!」
自分がどの方向を向いているのか、むしろ地面に立っているのかすら判らないンですよ。

「スプーキー・スモーキー。この煙の中は五感が狂っちゃうのである。みんな気をつけろ〜。」
のほほんとしたジャリ猫の声が聞こえた途端、あっしは引っ張られて転びやした。
いつの間にか腰にロープが結び付けられていたようです。当然ジャリ猫の仕業でしょう。
「みんなをロープで繋いだのだ、ウチがリードするから平気ニャ。変に力むとそこで無様に
転がってるダサダサロリコン2号みたいになるから要注意だゾ♪じゃあ出発♪」
「テメェ!!そういうのは先に言え!!!」

最後に見た煙の範囲は部屋の約半分、足止めに残った二人は廊下に向かったのが見えた。
少なくともこのクソ迷惑な煙の有効範囲には入ってないでしょう。
感覚器官を狂わせる効果は、確実に“ヤツ”の追跡を遅らせる筈です。
何故なら以前にも別のミッションでゴーレムを文字通り“煙に巻いた”んですから。
残った二人もそう簡単にはやられたりしないでしょう。お嬢がおりやすからね。
どちらかと言えば、ガルドと名乗った重騎士が、お嬢の誤爆に巻き込まれないかが心配でして。


重騎士は突進した。
>「それでは俺が前に出る。きゃつの注意が逸れたところに一撃お願いいたすぞ。」
>大剣を右肩に担ぐような体勢のまま大盾で身を守りつつ突進する。
スラーレムはその巨体を真っ向から受け止めるべく、6本の脚を踏み締めた。
見る限り大盾によって身体の大部分が隠れている。確実に仕留めるには・・・脚だ。
戦況分析を終え、ガルドの足下の地面を目掛けて水銀の光条を放った。
当たらないかもしれないが、そんな事は大した問題ではない。
むしろ着弾した地面を越えて通り過ぎた方がいい。背後から奇襲する事が容易になる。

スラーレムは考えていた。戦いの片隅で、自身の存在意義を。
今に始まった事ではない。創造主によって造られた瞬間から、遥かな歳月を思考に費してきた。
創造主はスラーレムと同じ形をした同胞を数え切れぬ程に造り、《神々の黄昏(ラグナロク)》へと赴いた。
自分は残された。神々との戰に連れて行ってはもらえなかった。
創造主デュミナスの帰還を幾星霜もの間、ずっと孤独に待ち続けた。

戦う為に造られた存在。
しかし戦う敵を与えられなかった存在。
スラーレムは考える。己の存在する理由を、意味を・・・
思考の迷宮に終わりは無く、彼に答えを与えられる者はもうこの世界にはいなかった。




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